— 私たちがパターン(型紙)に込める、譲れないこだわり —

私たちは、単に流行を追う服づくりはいたしません。 高島屋のカタログを手に取るお客様が、袖を通した瞬間に「あ、これは違う」と感じていただける一着。その秘密は、生地の選定から始まる緻密なパターン設計にあります。


1. 「今の体型」を最高に美しく見せる立体裁断

年齢を重ねるごとに変化する、肩のラインや背中の丸み、ウエスト周り。私たちは、それらを「隠す」のではなく、「美しく包み込む」ことを大切にしています。 外注パートナーである熟練のパタンナーとは、ミリ単位での調整を繰り返します。

  • 背中のゆとり: 窮屈さを感じさせず、かつ後ろ姿をスッキリ見せる絶妙なカーブ。
  • 二の腕のライン: 動きやすさを確保しながら、腕を細く長く見せる袖付けの角度。

2. 生地の「呼吸」を読み解く、一点物へのこだわり

私たちは自分たちで直接生地を選定します。しかし、同じパターンでも、選んだ生地の厚みや落ち感(ドレープ)によって、完成した時のシルエットは全く異なります。

  • 生地ごとの微調整: 伸縮性やハリ感に合わせて、型紙をその都度カスタマイズ。
  • 裏地との相性: 表地の動きを邪魔せず、肌への当たりを滑らかにするための裏地パターンへの配慮。

3. 「一日中疲れない」という機能美

どれほど美しくても、着ていて肩が凝る服では意味がありません。 私たちのパターンは、「重心のバランス」を重視しています。服の重さが一点に集中せず、体全体に分散される設計にすることで、百貨店基準の高品質な生地を使いながらも、驚くほど軽い着心地を実現しました。


私たちが、パターンの「起案」にこだわる理由

パターンの製作を信頼できる専門家へ外注するからこそ、その前段階である「コンセプトと設計指示」に私たちは全精力を注ぎます。

「この生地なら、この角度でドレープを出したい」 「この世代のお客様なら、ここのゆとりが心地よいはずだ」

自分たちでデザインを起案し、生地を選び抜く。その想いをパタンナーと深く共有し、何度もトワル(試作)を重ねる。この「企画者と技術者の対話」こそが、高島屋ブランドに相応しい一着を生み出す源泉です。